こんにちは。

桜塾のMAEDAです。

 

私にはこの春で定年退職した父がいます。

現在は実家にて、趣味の盆栽いじりやDIY、その他本を読んだり俳句を詠んだりしているらしいです。

もともと中学の国語教師だったこともあり、最近は盆栽が200個以上庭先に並んでいるだとか、詠んだ俳句を地方紙に投稿するなどしているらしく、第二の人生をエンジョイしている様子が窺えます。笑

 

もうすぐ父の日。

母の日にかすんでしまうことの多い日ですが、何か盆栽道具でも送ろうかなあ。

 

そんなことをふと考えていた日でした。

 

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こちら、ホタルの写真は、毎年恒例、私が生まれ育った田舎の、この時期の川です。

※撮影者は小中のときの同級生。

 

ちなみに中学生の頃、この川でよく友達と泳いでいました。

上新庄のメンバーはイメージつきにくいと思いますが、淀川のような川ではありません。

箕面のメンバーはイメージつくと思いますが、箕面川レベルの川幅です。苦笑

 

 

若いうちに実家を離れると、基本的に家族や地元の友達との繋がりは希薄になります。

私は大学生以降、お盆も正月も一度も帰ったことがなく、桜塾を始めてからもそれは同様でした。

家族や旧友と会うのは、たまに冠婚葬祭で帰省したときのみ。

寂しい繋がりでした。

 

ですが、この数年ほど、いくつかのきっかけで地元のメンバーや家族との関わりが増えています。意図的に増やしている、ということのほうが相応しいかもしれません。

 

例えば、父親より一足早く退職した母親に、桜塾で行っているオンライン英会話を薦めたところ、彼女の周りの同年代の方々の間でも取り組む方が増えました。

それにより、毎週必ず、英会話の先生とのやり取りをうまく伝えたり、レッスンについてのアドバイスなどをさせてもらったりと、母親を始め地元のお母さん方と話す機会が増えたのでした。

 

その他にも、今年で3年目を迎えるキャリアセミナー(夏休みの登校日を使った地元中学校での同級生メンバーによる職業講話)の実施

地元の中学生たちに「大人になるってオモロイねんで!」ということを伝えること、「何のために今を頑張るか」の気づきを持ってもらうこと、を狙いとしています。

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写真は去年の夏に実施した中学の同級生たちとのセミナーのときのもの。

 

このきっかけは震災後の宮城・石巻で実際に行われ参加したイベントでした。

このイベントを地元でもやろうと思ったのには理由がありました。それは、5,6年ほど前に帰省したときに、久々に帰ってくる私のためにみんなが集まって飲み会を開いてくれ、それが泣きそうに嬉しかったからです。

地元を離れ疎遠になり、ほとんど連絡も取らなくなっていた私でも、遠く離れて仕事をして暮らしている私でも、忘れずに思ってくれているメンバーがいる。

これが今私の持つ『地元愛』『郷土愛』の根っこにあるものです。

先のホタルの写真のように、素晴らしい資源もたくさんあります。それと同時に、地縁や血縁で繋がったメンバー、そこからさらに繋がったメンバーたちに恩返しできることは何だろうか、ということをいつも考えるようになりました。

 

距離的・物理的に離れているから疎遠になる、繋がりがなくなる、のではない。

どのように繋がっていたいか、関わっていたいかを考え、それを行動に移していく。

そこには、その地域のため、そしてそこに暮らす人たち、特に子どもたちのため、という思いがなくてはなりません。

その上で、自分には何ができるだろうかということを考えることだと思っています。

 

今日のブログは地元九州について書きましたが、これは自分が関わる全ての場所、そこで出会った人たちについて言えることだと思っています。

こういったことを考えるメンバーが増えていき、自分が育った場所やそこで繋がった人のために、という思いを持てるようになれば、もっとこの国は良くなっていくんじゃないかなあ。

そんなことを考えています。

 

あ、あと、教員免許の更新をしなければ。。(使う予定はないけど)

親切な大学の同期が「使ってないやろうけど、更新いっとかなあかんでー」とメッセージをくれました。大学時代の私の性格が窺えます。苦笑