「脱出ゲーム」をスタッフ研修でやりたい!
という野上先生の熱い思いに戸惑っている前田です。笑
チーム桜塾2017がまもなく始動するにあたり、生徒たちのことのみならず、講師メンバーの研修も色々な案を講じているところでございます。
今日も朝イチの役員会・講師MTGと打ち合わせが昼過ぎまで続き、気づけば授業の準備や次年度の対応にてんやわんやしておりました。
先日のスタッフ飯降の東北旅行をアテンドしたときも感じたことは、「楽しかった」「良い経験だった」で終わらないための気づき・学びを提供してあげられるようにする、ということ。
そのためには普段からインプット↔アウトプットの練習を当たり前にやるということです。
以前もお伝えしたように、われわれは毎日の授業あとの振り返り、定期的な研修、その度に『自分が何をしたときにどのように感じたか』『なぜそのように感じたか』を言葉(文字)にすることを常としています。
野上先生が先日相談してきたことに「今年の生徒で偏差値60くらいの生徒がいたのですが、数学の問題の解き方を聞いても答えられないんです。でも問題は解けるんです。これって重大ですよね。」というものがありました。
これが今の子どもたちの根底にある問題に繋がっているのではないかと思います。
なんとなく言いたいことはあるんだけど、言葉にできない。
言葉にしてみるんだけど、何が言いたいかわからない。
「あ、ウチの子だ」と思われるご家庭の方、少なくないのではないでしょうか。
これは訓練によってのみしかできるようになりません。
そしてその訓練は、どこかで特別な時間を取るのではなく、日常的に行われるものでなければならない、とわれわれは考えています。
「無為にして為さざることなし」という言葉があります。
道を極めた人は、賢さで為そうとするのではなく、一見、何も為そうとせず、それでいて為すべきことは全て為してしまう。そのような意味です。
これは一種の最終形態であり、これを目指すことは、われわれ道半ばの凡人たちにはなかなか難しいことでしょう。
それでも、「こう有りたい」という理想から現実の問題を洗い出し、為すべきことを一つずつやっていき、少しずつ「無為にして為さざることなし」に近づけていけるようにしたいものです。
大人が変われば、子どもも変わる。
講師が変われば、生徒も変わる。
春講習が始まります。
フライングスタートを切って、1学期を楽しもう!