学習ルールシリーズの第5弾「やり直しノート」についてです。

 

これも昨日の毎単ノート同様、塾長が中学生のときに徹底して取り組んでいた学習法であり、桜塾の伝統でもあります。

 

桜塾ではまず、「とき直し」と「やり直し」という言葉の概念から伝えます。

 

「とき直し」とは、学習ルールでお伝えした四色ペンや十字4点書きによってチェックした問題を、その名の通り再度「とき直す」ことを指します。

 

一方、「やり直し」とは、数回間違えた問題を、別に用意した「やり直しノート」に、問題と答えを枠を分けてキレイに書き分け、自分が間違えた問題だけが集まった問題集を作ることを指します。

 

 

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こちら中1の生徒のやり直しノートですね。

 

ノートを縦にわけ、左側に問題、右側に解答がのっています。

 

ここでのポイントは、答えをただ写すのではなく、解くポイントは何か、なぜ自分は間違えたのか、というような自分が後で解いたときに気づきになるようなことを書いておくことです。

 

これができるようになる生徒ほど伸びも速くなります。

 

そして、やり直しノートの効果は定期テスト前だけに発揮されるのではありません。

 

 

中3の生徒からこの時期になるとよく聞く質問があります。

 

「先生、実力テストの勉強は何をしたらいいですか?」

 

実力テスト=今までの範囲が全て対象となるテスト、ですよね。

 

テスト数日前に、今までの範囲を全部やるなんていうことは不可能です。

 

また、生徒ごとに得意苦手が違う中、君はこれをやったらいいよ、なんていう完璧な問題集も売ってありません。

 

そんなとき、最も効果的なのがこの「やり直しノート」なのです。

 

自分が間違えた問題だけがのっている、世界に一つだけのノートなのですから。

 

中学生であればこのノートを5教科作ってもらい、またやり直しノートが何冊もできてきたときには、やり直しノートのやり直しノートを作成する、ということもあります。

 

自分が何をわかっていて何をわかっていないのか、そこがわかれば何をすべきなのかが見えてきます。

 

桜塾の教育方針であるじりつ(自律・自立)学習に繋がる、一つのツールだと思っています。

 

こちら、上新庄ネットにこの春に掲載した生徒の体験記です。

http://www.enisi.net/shop/shopdata.cgi?cmd=dp&num=102128

 

学習法のことも書いてくれています。

 

生徒一人ひとりが中学生のうちにこの自己振り返りの学びを身につけて、それ以降の人生にも使える勉強のやり方を身につけてほしいと願っています。

 

 

今日もブログにお越しいただきありがとうございました。