新しい1週間の幕開け!
今週も人生を楽しもう。
楽しいことは心から、しんどいこともそれが必ずその先の楽しいことにつながると思っていきましょう。
さて昨日、家の近くの駅で電車に乗ろうとしていたとき、近くに住む外国人の友人と偶然会いました。
名前はアーロン。アメリカ人です。
彼、見た目は映画のグリーンマイルに出た囚人役のMCダンカンと雰囲気が似ていて、仕事は大手音楽プロモーション会社に勤めています。
行き先が同じミナミ(ハロウィンパーティのため。笑)だったので、道中ちょっと久々だし話でもしようやということで大阪のオバちゃん並に二人で話しこみました。
その内容で、とても興味深いことがあったので今日のネタにします。
音楽業界のプロモーターという仕事は、たとえばある歌手がいたときに、その歌手の歌を売りだすためにレコーディングをし、CD制作会社に依頼をし、広告を出し、また音楽番組などに出演依頼をするというような、歌手やその曲が世に出るまでの流れを作ってあげる仕事です。
国内にとどまらず、もちろん海外の歌が日本でアピールしたいときにはそこでもプロモーターの役割は必要ですし、実際会ったその日も朝からアメリカの有名な音楽プロデューサーと打ち合わせをしてきたという話でした。
そんなやり手の彼が、なぜ日本で仕事をし、しかもなんと先月独立して自分の会社を立ち上げたということだったので質問してみました。
日本のスタイルとアメリカのスタイル、きっと違うと思うけれど日本で仕事をしようと思ったのはアーロンが日本式のやり方が合ってたとか好きだったから?
返事は意外にも、NOでした。
じゃあなんで日本を活躍の場に選んだのか、儲かるからかい?と冗談交じりに聞くと、
American style is TOTALLY different from Japanese style.
And I like American style, of course.
アメリカ流のやり方は日本流のそれとは全く違うし、僕はアメリカ式が好きだ。
と前置きがあってからその理由を聞かせてくれました。
アメリカでプロモーターの仕事をしようと思えば、それはアメリカでのやり方をきちんと知っていさえすればやれる。
日本でもきっと同じだろう。
しかし、双方の言葉、言葉というのはすなわち文化のことだと思ってるんだけど、双方の文化を理解した上でしか上手くやりおおせられない仕事というのがある。
クライアント(依頼人)やそのエージェント(代理人)の国籍が違うとき、お互いの交渉に僕みたいなプロモーターが必ず必要になってくるんだよ。
言葉を学んで文化を知っているからこそプロモートできる僕みたいな人間がね。
そこでうまくどのやり方がいいのかをバランスよく示してあげて、双方のいいところで交渉を進めていくわけさ。ここはアメリカ流、ここは日本流、みたいなね。
僕はこのため、自分の世界を広げるために日本で仕事をしているというかんじだね。
言葉の違いは文化の違い。
言葉を学ぶことは、その文化を学ぶこと。
いつも私が話していることですが、職種も人種も違う、しかも年齢は私より10以上離れている先輩にこんな話を聞かされると、自分が普段から思っていることに対する自信がつきましたね。
同時に、ただ勉強する科目だからやるんやと教えられている子どもたちがいるなら、そんな不幸なことはないと感じました。
アーロンは英語の他に日本語、中国語も話せるということで、異国間の交渉ごとはまかしておけよなんて言っていました。
英語のリスニング教材の音声役もよく依頼がくるそうで、もしかしたらテストのときに聞いたことのある声が彼だったかもしれません。苦笑
桜塾の仕事で手伝えることがあったらいつでも相談してよ!とも言ってくれてましたね。
いつか講演でもしてもらいましょうか。
さあ今週もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1週間にしよう。
ダンカンに似てるねというと、
このまえ死んだでしょ!と突っ込まれました。