新しい一週間の幕開け!
自分が変わろう!!
あるコンビニからの風景です。
宮城県石巻市の牡鹿半島、
その付け根にあたる地域です。
この写真、
何を撮っていると思いますか。
そう、
映る二台のバス。
これって実は、ある中学校の生徒送迎バスなのです。
想像してみてください。
家が流され、元々住んでいたところから遠く離れた仮設住宅に住まなくてはならず、学校は何らかの形で再開してはいるが、歩きや自転車では通えないため毎日バス通い。もしくは親の送迎。
心を病んでいなくても、朝起きるのが弱いというだけでバスに乗り遅れ、それが何度かあると今度は授業に遅れだし、勉強に対してのモチベーションが下がっていく。
これだけでも、ここ二年で不登校率が日本一になる理由も想像できませんか。
私が今後取り組んでいきたい課題は、
生まれた環境のせいでその人間の人生の選択肢が狭くなることがない、
学んだり経験したりできるチャンスを自分と繋がることで広げていくこと。
桜塾でずっとブレずに思ってきたことです。
今、石巻で行っている学力支援や不登校支援、保育事業などは総て、そこで得た知識や技術を近い将来、現在の桜塾のメンバー、特に大学生以上(卒業生や講師メンバーたち)と共有し次なることをやっていきたいと思っていることです。
身近なところで言えば、箕面校に主にいるゆう先生。
彼は私の実弟なのですが、彼は明確な目標を持っています。
それは、
桜塾で得たことを、自分が生まれ育った町で、出会うことがなければ気づかなかったかもしれない子どもたちに対して与えてあげること。
自分の故郷に恩返しをすること、です。
被災地はまだ助けがいります。
同時に世界から注目も浴び、ゆえに援助を与えてもらいやすい環境です。
しかし、大阪でも九州でも、
差し伸べる手があれば変われる人間はたくさんいて、
その手段だけがどうしたらいいのかわからず困っている人たちがいます。
桜塾で育ったメンバーたちには、
自分ひとりの幸せはもちろん、
育ててもらった人たちや地域、周りに対して感謝の思いを忘れず、形にして恩返しをしていける人間になっていってほしいと思っています。
私の今後の役目が、それを実現する手助けをしていくことだと思うようになりました。
受験も大事、そこに全力100%を注ぐのは学生である君たちの義務です。
その先も100%になれるきっかけを作ってあげることが、桜塾の長である私の義務なのかな、と。
まだ大して何かやれたわけではないですし、そんなんいいから大阪いてよ、というお気持ちも重々わかっております。
今年受け持つ授業は高校生、特に英語に特化し、中途半端にだけはならぬよう自分の出せる最高のパフォーマンスをしていきます。
ご意見や気になられることはいつでも言っていただきたく思っております。
そういったことでまた我々は成長できると思っていますので。
それぞれが為すべきことを為す人生にしていきましょう!
では!!