さむいさむいさむい!
一気に寒くなりましたね~
近所を走っていると、犬の散歩をしている人たちの格好がだんだんと夏→秋へと変わっていて、夏の終わりを感じずにはいられません。

犬といえば、愛犬チーズちゃん。
犬の嗅覚ってなんと、人間の100万倍あると言われています。
わかりにくいですね。
ざっくりいえば、大阪市の上空100メートルで
お酢を一滴たらしてもその匂いに気づけるくらい
、だそうです。
何かの本で読みました。
一方で、飼い主の私は昔からあまり鼻がよくありませんでした。
友達が、
「なんか○○の臭いしない!?」
と言っても、(そうかなあ…?)というレベル。
自分は嗅覚がよろしくない、と思い込んで過ごしていたわけです。
が、
ここ最近、
「あ~夏の夜の匂いがするなあー(*’▽’)」
「乾いた空気の中の草の匂いだなー(=゚ω゚)ノ」
なんてさらっと言っていたら、
「鼻、いいんじゃない?」
という冷静なツッコミをいただきました。
たしかに、人がつけている香水は知っているものであれば当てられるし、
好きなワインとかお酒の匂いもわかります。笑
これまでよくよく考えると、
みんながクサイクサイと騒いでいるような臭い、にたいして
あまりわからないようです。
これってお得なのでしょうか…(´・ω・`)
以前も話したことがありますが、
私が大学を受験したとき、
会場となったある一つの教室に、
尋常ではない体臭を放つ受験生がいた部屋があったらしく、
その教室で受験した人たちはそれだけでハンディキャップだったとか。
私はその部屋ではなかったのですが、もしこの特異な鼻があればその教室でも通常通り試験を受けられていたのでしょうか。
・・・どうでもいい話です。
さて、なぜ鼻がいいかということですが
おそらく幼少時代を過ごした九州の田舎の環境ではないかと思っています。
普段から四季折々の季節の匂い、
学校からの行きかえりでさえも毎日のように感じる畑や木々花々の匂い、
川や海の匂い、朝昼夕深夜など時間や温度によって変わる空気の匂い、
そういったことが自然と感覚に染みついている
のではないかということです。
大都会の中ではなかなか難しいかもしれませんが、
大阪でもまだ自然あふれる箕面の子たちはまだその環境が残っているのではないでしょうか。
また、身近に自然がなくても、周りの大人が教えてあげられる環境があれば、ふと何かの匂いを感じたときに、
「これって○○の匂いだね^^」と
何か身近なものにたとえたりしてあげるといいのではないでしょうか。
ある大学の入試問題に、
最近では人々は、家から学校や職場に向かうときでも、
ただ真っ白なトンネルの中を移動しているだけである、

という表現がありました。
ある場所からほかの場所へ移動するときには、
毎日同じ道だとしてもいろいろな発見や出会いがあるものです。
ウォークマンを耳につけ、じっと目を閉じてただ点と点を移動しているのでは
まさに真っ白なトンネルを通っているだけで、何も五感に感じるものはないでしょう。
本来感じることのできる感覚を使うことがないため、どんどん退化していってしまいます。
それって勿体ない、残念なことだと思いませんか。
イヤホンを外して聴覚を澄ませ、目を開けて流れる景色を頭の中に入れ、肌でそのときどきの空気を感じてみましょう。
普段、何気ないものからでも新たなものは見つけることができます。

私が田舎暮らしだったから気づけたのではなく、
誰でも意識を外へ向ければ同じように見つけられるものがあると思います。
今まで特に気にしていなかったいつもの風景を
ちょっと意識してみてはどうでしょうか。

秋の匂いも大好きです。
それでは今日も頑張ってまいりましょう!