曜日感覚がなくなってきた!
今日も元気イッパイ!!
12月の目標
「今年最高の努力の毎日を過ごすこと」

徒然草 「高名の木のぼり」
高名の木のぼりといひしをのこ、人を掟(おき)てて、高き木にのぼせて梢(こずゑ)を切らせしに、
いと危(あやふ)く見えしほどはいふ事もなくて、
降るる時に軒長(のきたけ)ばかりに成りて、
「あやまちすな。心して降りよ」と言葉をかけ侍りしを、
「かばかりになりては、飛び降りるとも降りなん。如何(いか)にかく言ふぞ」と申し侍りしかば、
「その事に候(さうら)ふ。目くるめき、枝危きほどは、己(おのれ)が恐れ侍れば申さず。あやまちは、やすき所に成りて、必ず仕(つかまつ)る事に候ふ」といふ。
 
 あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒(いまし)めにかなへり。鞠(まり)も難き所を蹴出(けいだ)してのち、やすく思へば、必ず落つると侍るやらん。

冬期が始まって6日目です。
このくらいから、ちょっと気をつけなければならないことがあります。
中3生たちの授業は、年末は31日まで、年明けは3日からありますが、とりあえず年内が残り3日ともなると、気持ちの油断が表れ始めます。
その変化を見逃さないこと。
他の友達よりも自分の方が勉強しているという気持ちから、自分の方が賢くなっているという錯覚に陥る生徒が出たりします。
または、これだけやっているんだから大丈夫だろう、とか、ちょっと慣れてきて気分がだらけてきたなぁ、とか、
そういった子を厳しくチェックしていく必要があります。
徒然草 「高名の木のぼり」
有名な木登りだといわれている男が、人を指図して高い木に登らせて梢を切らせたとき、
(高い所にいて)とても危なく見える間は何も言わないで、
降りてくるときに軒の高さくらいになったところで、
「けがをするな。注意して降りろ」と言葉を書けたので、
それを見ていた私が「これくらいの高さであれば、たとえ飛び降りたとしても降りられよう。どうしてそう言うのか」と申したところ、
「そのことでございます。高くて目がくらみ、枝が折れそうで危ない間は、自分で恐れて用心しますから、注意しろとは申しません。けがは、安全な所になってから必ずするものでございます」と言う。
 
 賤(いや)しい身分の者ながら、その言葉は聖人の教訓にかなっている。蹴鞠(けまり)の鞠も、難しいのをうまく蹴った後で安心すると、必ず失敗して鞠を落とすそうだ。
理にかなっていると思います。
自分がやらないといけない、と思ってスイッチを入れている間は周りは安心していても大丈夫なことが多いです。
問題は、時間がたって気持ちが緩んだり、状況に慣れて要領よく、悪く言えば手を抜けるようになってきたとき。
終わりが見えだした今がまさにそんなときだと思っています。
ちゃんと見えてるで。
手抜かんとしっかりやれよ。

これがこの時期に送るメッセージです。
さぁ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごそうか!!