本日のブログでは、

夏休みに多い読書感想文など、感想文の書き方について。

「感想文の書き方がわかんなぁいー!」

夏休みの終わりかけ、こんな質問を子どもたちからされる親御さんも多いのでは?!

ということで、これまでの生徒たちの感想文を見てきて気づいたポイントです。

一番多いのは、始め方!

それは、「私がこの本を読んで感じたことは○○○です。」

このパターン。

思い当たる方もおられるのではないでしょうか。

この書き方をすると、○○○の中に、読んだ本の感想を一言で集約しなければならないというハードルの高い文章ができあがります。

大人でもつらいよね。笑

じゃあどのような書き方をすればいいのか。

それは「印象に残ったシーンを探すこと」

ありきたりかと思うかもしれませんが、実はこれ、やってるようでやれていません。

悩んでる子どもたちがいたらぜひ聞いてみてあげてほしいんですが、

「この本で特に印象に残ってるところってどこ?」

と聞いてみてください。

自分で自問自答して考えるのもいいですよ。

おそらく、誰々が何々をしたシーン、という答えが返ってくると思います。

ポイントはそこから!

続けて次の質問をしましょう。

「じゃあなぜそのシーンが印象に残ったの?」

「…キョロキョロ

結構、ここで詰まってしまうんですね。

ここをいかに掘り下げられるか、これがポイントです。印象に残った、ということは言い換えれば感動した、ということ。感動というのはその名の通り、感情を動かされること。

そこには嬉しさ、驚き、悲しさ、怒り、色んな感情があると思いますが、感動するのには共通した理由があります。

それは、普通なら(自分なら)、そんなことはしない、思わない、

という前提があることです。

この、なぜ?なぜ?なぜ?

を突き詰めていけば、

冒頭で紹介したダメな書き方にはなりません。

感想文は一言でまとめようとするのではなく、

自分が印象に残ったシーンを見つけ、そこに

なぜ?を考えていくこと。

お試しあれ。