Hello everyone there.

I am pretty good as well.

桜塾の前田です。

 

現在、高校生向けの映像授業の撮影に追われております。

塾で導入している映像教材も素晴らしい内容ですが、そこにないものでかつ需要の高いものをこの夏の講習からリリースできるよう、受講してくれる生徒たちの顔を思い浮かべながらせっせと準備しているところです。

 

同時に、スタッフたちの研修において、特に生徒・子どもたちに向けたコーチングの学習も準備しています。

 

その中で本日ご紹介するのが、学習における行動心理学で有名な「オペラント条件付け」というものです。

これは、ある反応(行動)により、その先に起こる反応(行動)がどのように変わるか、という研究で、無意識のうちにしているわが子への対応などとも繋がってくる部分かと思いますので、ぜひとも桜塾のスタッフ、保護者の方には機を見て勉強会など設けたいと考えています。

 

今日のブログではわかりやすいお題を一つ用意しました。

「生徒(またはわが子)は、褒めて伸ばすべき?それとも叱って伸ばすべき?」

 

ここでは、「褒める」=言葉や表情などによる『報酬(+になるもの)』を与えて、行動を促すことであり、「叱る」=言葉や表情などによる『嫌悪刺激(-になるもの)』を与えて、行動を抑制することである、と定義します。

賛否両論だと思いますが、もちろん褒めて伸びることが有力であればそれに越したことはありません。しかし、中には「褒められる」ことにさほど優越感や満足感、次にもっと頑張ろうという意欲に繋がらない子もいます。

そういった子を通り一遍の褒め方で伸ばそうとしてもなかなか結果には出ません。

 

目の前にいる相手(ここでは生徒や子どもたち)がどんな刺激に対して効果的であるか、それを学び、相手にあった声かけや、褒め言葉、叱咤激励をしていかなければ効果は半減するどころか、逆効果になることだってありえるわけです。

 

オペラント条件付けにおいては、「褒める」「叱る」については、以下の4パターンがあるとされています。

1、正の強化 2、負の強化 3、正の罰 4、負の罰

 

具体的には以下のような例が挙げられます。

1、お小遣いをもらえる(が与えられる)から、お手伝いを頑張る。(行動促進)

2、マンガとゲームが禁止になる(がなくなる)から、宿題をサボらずやる。(行動促進)

3、怒られる(が与えられる)から、夜更かしをしない。(行動抑制)

4、お母さんが嫌な顔をしない(がなくなる)ように、外で家のことを色々話さない。(行動抑制)

 

生徒(子ども)のタイプによって、行動を促進させるために褒める(または叱る)のか、D行動を抑制させるために褒める(または叱る)のか、その目的を考えながら指導していく必要があるのです。

なかなか勉強しない子に対して、「勉強をさせよう」とするのか、それとも「勉強を阻害することをさせないよう」にするのか、そういったことも子どもがどんなタイプなのかによって変わるということですね。

 

4月の講師研修で子どものタイプごとによる声かけについてやりましたので、5月の授業研修に続いての6月の研修では、効果的な声かけをテーマに進めていきたいと思います。

 

子育てのみならず、今後の人間関係、例えば会社内での上下の付き合いなどにも使えるように考えていきたいと思ってます。お楽しみに★