メラメラ火曜日!

4月目標

誰にでもできることを毎日続けること

私の高校時代の友人に、あいちという女の子がいます。

男女の友情は成立しないなんていわれることもありますが、紛れもなく彼女は私にとって大切な親友であり、彼女の身に何かあればすぐにでも飛んでいけると思っています。

実際、10年ほど前に彼女が精神的な病気になったときには、その日の予定を全てキャンセルして当時広島にいた彼女のもとへ新幹線を飛ばし、その次の日の予定があったために1時間話を聞いて励まして帰ったというエピソードもあります。

こんなことを言うと私が何か変人のようにも聞こえますが。苦笑

そんな彼女は今、病気と闘いながら塾で講師をしながら日々頑張っています。
頑張る場所こそ違えど、心から応援したい友人です。

今日は少し前に彼女が書いていたブログ日記を紹介したいと思います。

タイトルは「 serendipity 」

特に多感な時期の高校生や、そこから先に進んでやることが見えにくくなった大学生たちに読んでもらいたい内容です。
話し言葉になっていますが読んでみてください。

セレンディピティ(英語:serendipity)は、

何かを探しているときに、
探しているものとは別の価値あるものを見つける
能力・才能を指す言葉である。

何かを発見したという「現象」ではなく、
何かを発見をする「能力」を指す。

平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、
幸運を掴み取る能力のことである。

(wikipediaより)

いま、たけしの新教育白書観てる。

たけしと池上さんと、ノーベル賞の、えーっと、

あ、鈴木さん。

3人の対談があってたけど、

学ぶことと教えることについて

あたりまえなんだけど大事なこと、いっぱいゆってた。

むずかしいこといっこもゆってないんだけど、

そうそう、そうなんよねーって感じでした。

そこで出てきたのが、冒頭の”serendipity”。

ひとがほんとに自発的に学ぼうとするきっかけとなる、

「偶然の出会い」

wikiには能力みたいなこと書いてあったけど、

誰にでもあるんじゃないかな。

でも、普段から「アンテナを張っておく」っていう

努力は必要。

無関心からは何も生まれないもんね。

うちの教え子も、古文単語も四字熟語もいっこも覚えんけど、

AKBなら顔も名前も全員わかる。

それはAKBに対してのアンテナが常にバリ3だから。

たしかに、学生時代は学問にアンテナを張れる子が得をする

ってのはあるかもしれない。

でも、「やらなきゃいけないこと」より、

「すきなこと」のほうが、断然頭に入るし重要なことだ

って大人になったら心から思う。

ま、いろんなことの基礎には、

がっこで勉強したことが間違いなくあるんだけどね。

それは気付かなきゃ気付かないでいいんだけど。

そういう「すきなこと」に出会えるなら、

それがいっぱいなくても、ひとつでも、いい。

それが見つかってるひとはとっても幸せだと思う。

あたしは、なかなか見つからなくて長いこと焦った。

就活も、挫折した。

学校の勉強だって、高校まではできたけど、

正しい答えを出すのが最終目標で、

大学での「自分の興味のあることに関して自発的に学ぶ」

というスタンスを求められた瞬間、どんどん堕落していった。

興味のあることなんか、何にもなかったから。

いや、ないと思ってたから。

大学での授業に興味が持てなくて、

ある日転部しようとチューターに相談しに行ったとき、先生に

「じゃあ何でもいいから、あなたの好きなことは?」

って聞かれて、久しぶりに言語学を志したきっかけを思い出した。

あたしは高校のころ、「偶然」観はじめた

NHKのイタリア語講座が大好きだった。

まだメディアに出始めだったジローラモを見ては、

なんだこの陽気なおっさんは!とわくわくしたものだった。

ぽつぽつとそのことを話すと、ドイツ語を研究していた先生は、

「じゃあいっしょに勉強しよう!」

って言ってくれた。

それから、ふたりで勉強会を開いて、

少しずつだけど勉強して、仲間も増えて、

すごく楽しかった。

授業はさぼっても、勉強会には行った。

高校・大学時代のあたしにとって、

ジローラモとその恩師が、serendipity。

あたしは幸い、これまでいろんなserendipityがあって、

いまの映画と音楽好きはもちろん、

手作りカードに凝るようになったのも、CDやさんのバイトのおかげ。

いま、こどもたちに教えることが楽しいのも、

塾やかてきょのバイトのおかげ。

バイトばっかだけど。笑

でも、お金のためにやりはじめたことが、

いつしかお金関係なく、誰かのために、

自分のために、没頭できた。

そして、いま勉強してるのは、

病気というserendipityがあったから。

長くなったけど、

学ぶことは楽しい。

学問じゃなくても、なんでもいいの。

ひとにとってはどうでもいいことでも、

自分が好きなら、もっともっと詳しく、上手くなりたいと思う。

そうして学ぶ時間は、とってもしあわせだから。

わたしの教え子とみなさんに

素敵なserendipityがこれまでもこれからも、訪れますように。

セレンディピティ。

今年はどんな偶然の出会いが待っているでしょうか。

楽しみですね。

さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごすこと!!