11月オープン!!
一度きりの2013年11月を最高の1か月にしよう!

さて、最近のブログでたびたび聞く言葉、偏差値。
偏差値ってなんですか。
こんな問いを毎年生徒たちから聞かれるわけで、そのたびに聞いてきた生徒の理解力レベルで説明しようと考えます。
最近では小学生も会話に出していました。
中3以上になると、受験の話のときに必ず出てくるのがこの単語でしょう。
偏差値というものは、得点でも順位でもありません。
それぞれのテストの点数を、ある基準のものさしではかりなおした数値です。
偏差値50、とは平均点のことを指します。
ふつうのテストであれば、最高得点は偏差値で言うと70~75、最低得点は偏差値で35~30くらいになります。
専門的な式をあげるとこうです。
偏差値=(得点-平均点) ÷ 標準偏差 × 10 + 50
標準偏差=
(((得点-平均点)の2乗の総和)÷人数)の平方根

これをいきなり言ってもわけわかんないですから、蛯原先生も松村先生も説明をあえてしなかったわけです。笑
別の角度で意味を説明します。
たとえば、平均点が70点のテストと、平均点が40点のテストで、同じ75点という点数を取ったとしましょう。
いうまでもなく、同じ75点でもその重さは違いますよね。
お母さんのリアクションなど見たら明らかかもしれません。
「平均点が70点?だったら大したことないわね。。」
「えっ!平均が40点で75点!?それってクラスでもかなりトップじゃないの??」
なんとなく想像がつくのではないでしょうか。
このなんとなく、の基準を数値にしたもの、それが偏差値と思っていただけたら大体あってます。
ちなみに、今回の定期テストでは、学校によってかなり難易度が増したようで、平均点が30点台のものもあったようです。
その中で、取ってきた点数が思ったよりも上がらずに、点数だけを見て判断していた子もいたとか。
実際は前回の得点よりも偏差値で見ると上がっていたということもあり、偏差値で判断をして、次につなげようという言葉かけをしたとのことでした。
その上で、点数としてもしっかりとれるようにしてあげないといけないとも思っています。
しっかりと自分の現実のレベルを受け止め、やるべきことをしっかりやり、テストのあとには手帳を使ってやれていたこととそうでないことを自分で反省ができるようになること、
これを中学生のうちに学んでほしいと思いますね。
余談ですが、昔、私が受けたテストで平均点が10点か20点台だか超難問テストがあり、そこで満点近く取った天才のような生徒がいたのですが、彼の偏差値は100を超えていました。
偏差値って100を超えたり、ときによってはマイナスになることもあります。
よほど偏りのあるテストじゃないとないですけどね。

私も過去テストを作成したことがある身なのでわかりますが、平均点をうまく50点~60点で抑えるのが、作成者の腕の見せ所だと思います。
そういう意味では今回の定期テストは、平均点を見ると、作った先生たちの期待が大きすぎたのか、受ける側の姿勢を今までのままではいけないと変える気づきになったのか、
ともあれ期末テストに向けて新たな気持ちの切り替えとなりました。
11月もぶっちぎり駆け抜けていきます。
おまけ
大阪府の公立高校の偏差値リストを載せておきます。
五ツ木と進研をもとに去年だったか作成したものです。
※北野(文理)   73~76      
※茨木(文理)   73~76   
 北野(普通)   72~75     
 茨木(普通)   71~74 
※豊中(文理)   70~73      
 豊中(普通)   68~71 

※千里(国際文化) 67~70     
 千里(総合科学) 66~69 
 春日丘     66~69      
※箕面(国際教養) 65~68

 池田      63~66 

箕面(普通)   62~65         
 三島      60~63

※槻の木     59~62
 北千里     58~61

 
 山田      54~57 
 桜塚      53~56 

 吹田東     51~54      
 高槻北     49~52       
 刀根山     49~52

 芥川      46~49
 豊島      45~48
※摂津(体育)   44~47
 渋谷      42~45    
 摂津(普通)   42~45       
 大冠      41~44      
 吹田      40~43       
※北摂つばさ   39~42        
 東淀川     39~42 

 阿武野     38~41  
※茨木工科    38~41   
※福井      38~41   
 茨木西     38~41

 池田北     37~40  
 島本      37~40  
※東淀工科    36~39    
 北淀      36~39  
 西淀川     35~38  

高校名の左側に、『※』が付いているものは、
前期にのみ選抜試験を実施する高等学校または、その学科。
まあ、一概に偏差値が高いからどう、低いからどう、という判断だけで選ぶのはよくないですね。
ここに載せた偏差値でも正直、もうちょっと高いんじゃない?とかいうものもありますから。
去年のデータということもありますし、そのあたり疑問に思われたり質問がある際は直接われわれにお聞きください。
今日は最近よくブログでも見かけた、偏差値ってなあに、のお話でした。
では!!