今日も元気イッパイ★

今日は9月11日。
アメリカ同時多発テロから12年がたちます。
それと同時に東日本大震災からちょうど2年半でもあります。
被災地でない場所に住む人たちからすると、
「まだまだガレキって残ってるの?復興ってどうなの?」
という素朴な疑問があることでしょう。
そういった素朴な疑問にもこたえられるよう、
このブログでも週1回は「被災地の今」をお届けしていきたいと思います。
おそらく大阪でも、そういった情報を発信できている塾はないでしょうから。
そして2年半がたち、
ツイッターやFacebookなどでは、
「震災を忘れてはいけない!」
などといったつぶやきが見られますが、
残念ながら日に日に風化していっているのが現状です。
だって東京や大阪、九州にいて、震災の影響を感じる瞬間、
はっきり言って全くありません、よね。
塾長が関わっているNPO法人フェアトレード東北のブログでも、
2011年4月25日の記事(震災から1カ月半後)で、
東京に用事があって出てきた代表がこんなことを書いていました。

昔、東京に住んでいた時は鼻毛が伸びすぎるから、排気ガスにまみれた東京の空気は嫌いでした。


しかし、排気ガスにまみれた空気でも、深呼吸できる喜びを感じました。
滞在中ラーメンを食べました。


泣きそうになりました。


ラーメンに感動したわけではありません。
満席の店内では、すべてのお客さんが楽しそうに食事をしています。


今も、滞在先の外から、若い子のバカ騒ぎが聞こえてきます。
「経済的自粛」は大反対ですが、ここまでの温度差に悔しさがあふれてきました。
皮肉、弱音のように聞こえるかもしれませんが、なぜ、おんなじ日本人なのに


ここまで僕らは辛い思いをしなければならないのでしょうか。


僕らの日常も楽しかったんだ。
講演に参加させてもらった千葉大の学生の方々は、話を聞いてくれて、現状をわかってくれましたが、


ここは、別世界。


間違いなく、風化してきている。


TVでもほとんど被災地関係は放送していない。


たまに映っても、綺麗ごと。


対岸の火事だ。


悔しい。

震災からたった1か月半で、都心と被災地ではこの温度差があったわけです。
それは同様に、被災地の中にいても少なからずあります。
未だ仮設住宅に住み、学校へは通学バスで通い、ガードレールや看板が津波でねじまがったままの道を通る毎日の人たちも多くいる中、
被害のなかった家、あるいは新築に建て直された家に住み、補助金も入ってきて震災前と同じような暮らしができている人たちもいます。
意識に温度差があるのは仕方のないこと、なのです。
それをわかった上で、知っている人が、現状を伝え続けていくこと、
そうすれば、今なお復興のために尽力している人たちの声が
それを聞いて助けてくれる人たちにも届くことになる、と思います。

たとえばここ、
http://shinsai.yahoo.co.jp/20130311/interview/08.html
石巻市の東に位置する牡鹿半島にあるはまぐり浜。
津波で10世帯ほどあった家が3世帯となり、ここに実家のあった亀山さんが復興を目指してはまぐりカフェをオープンしました。
山と海に囲まれていて、いろんな自然体験ができます。
たとえば、カヌーや地引網、キャンプや木材を使った大工体験。
子どもたちが生きる力をつけたり、何かの興味を見つける仕組みがたくさん見つかりそうです。
同世代の亀山さんとも熱い議論を酌み交わしました。
津波で奥さんを亡くされたことなどをさらっとお話してくれましたが、きっとここまで来るだけでもいろんな苦悩があったことと思われました。
自分にできることを一つずつ、一歩ずつ進めていきたいと思います。
今日もやるべきことを全力でやろう!!