フライデエ!
元気デエ!
8月目標
期限を決めること
昔々、あるところにやんちゃな少年がいました。
高校の体育祭の予行練習のことです。
少年の学年は男子の総合競技として組み体操を練習していました。
練習の終わりに全員を集めてある体育教師が話をしていました。
少年は一番後ろにいて、友達とおしゃべりをしていたので、その体育教師がキレました。
持っていた拡声器の音量をマックスに
「コラ!一番後ろ!何しゃべっとんのや!」
しかし少年らは体育教師は態度と口調は怖いけれど、実際は何もしてこないと思っていたため、「また何か言うてんで」くらいの態度を取っていました。
すると一通り話を終えたその体育教師、ずかずかと少年たちのそばへきて、
「コラ!貴様ら人が話してるときに何をしゃべっとんのや。」
猫のように首根っこをつかまれ、集団から隔離されます。
えーもう一度説明しておくと、
今日は体育祭の予行練習。本番と違うのは来客がいないだけ。
全校生徒の視線がわれわれ三人に注がれています。
怒る体育教師。恥ずかしさからちょっと気まずい17歳の少年Aと少年B。
しかもこういう状況ゆえにこれくらいの年齢の子って逆にふざけてしまうんですよね。
なんというか、ヘラヘラした態度を取ってしまう、というような。
それにブチギレた体育教師、ついに少年Aを殴り飛ばします。
拡声器で。
わかりますか。
メガホンではなく、拡声器です。
ちなみにもう少し詳しく説明しておくと、その教師は右利きで、右手に拡声器を持っています。
先生に向かって左に少年A、その隣に少年Bがいます。
それゆえ一発目の被害者は振り回したパンチの軌道上にいたAでした。
始めの一発は、体育教師がパンチの種類で言うところの右フックを少年Aの脳天に喰らわせ、その衝撃でBのほうへふっとびました。
あせるB。
この教師は陸上部の顧問で、部員をよく殴るという話で有名でした。
これは、、、避けられない!?
と、ここで問題です。
右フックのあとに来るパンチは何か。
1、アッパー
2、ストレート
3、もう一回右フック
えーーーーーと、1?
ブッブー。
答えは、
2!!
右フックからの右ストレート!
ここでさらに解説を加えておくと、フックというパンチは横からの衝撃のため、吹き飛びはしますがまだ力の逃げる余地があります。
それに対し、ストレートというパンチは正面からくるため、衝撃を全て受ける形となります。
この拡声器の写真が物語っているように、少年Bの額は切れ、血が流れてきました。
真っ白な体操服が真っ赤に染まっていきます。
何度も言いますが、今日は体育祭予行練習。
全校生徒が見ています。
普段ふざけてばかりいる少年たち、キレました。
教師でもやっていいこととあかんことがあるやろうと。
こんな教師はちょっとイワしとかんとあかん。
しかしいいパンチをもらったのと血がボタボタたれるため、力が出ません。
汚れたアンパンマンばりに弱っちい少年たち。
そのまま保健室直行となり、体育教師に軍配があがりました。
幸い、傷のほうは縫うまでには至りませんでしたが、今なお額の眉の間の部分、ちょうど眉間の部分にその傷が残っているということです。
今日覚えてほしい英単語は naughty ノーティと発音します。
やんちゃな、いたずらな、と訳します。
「Naughy boy!!」というようにいらんことをした子どもにお母さんが叫ぶのをよく聞きますね。
今日の話は拡声器は人を殴るためのものではない、という例文でした。違うか!
ではみなさま、ステキな週末を♪