こんにちは。
まえだです。
今日話をするのは、授業で数学の子たちが多いことから中学・高校の数学のお話。
生徒たちの中にはしばしば「大人になったら数学なんてつかわねーよ」という子たちがいます。
※ここでは中高で習うような教科書に載ってる公式などを指して数学としましょう。
これはたいてい、「数学を勉強しなくてもいい理由づけ」の意味で言っていることが多いわけですが。
保護者の方の中にも、振り返ってみると思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんね。笑
そんな「使うかわからない数学」について、今日は一つ、ある本に載っていた表を示しながら生徒たちに話をしてみようと思っています。
それがこちら
リンク先は私が作成した生徒用への掲示物です。
Hal Saunders「 When Are We Ever Gonna Have to Use This?」より
When Are We Ever Gonna Have to Use This?1,648円 | Amazon |
これは100の職業を例に出し、いかに仕事の中で数学を使うか、または数学の知識を知っていることが必要とされるかということを職業別にまとめたものです。
実際、大人になって仕事をしてみるとわかりますが、色んなところで数字を使う場面が出てきます。
事務職ならば平均・割合・度数分布、専門職ならばプログラミング、ベクトル、関数など、「あーこんなん昔やったなあ」とか「もっとちゃんとやっておけばよかった」なんていうことを言っている友人・知人をたくさん知っています。
塾の先生だって同じです。
教える数学だけじゃなく、例えば経理計算や経営のための計画を立てたり、売上や見込み計算など、実務としての数学が必要な場面がたくさんあるんです。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのが、「だから勉強しなさい」ということを言いたいわけではないということ。
『大人になって数学使わないでしょう』という生徒たちの意見に対して、「いやいや、こういうところで使うよ」と対立しても、そこから次に待っているのは『じゃあ数学を使わないでいい職業につけばいい』という意見です。
だから、今日のブログや生徒たちへの話で伝えたいことは何か。
それは「数学なんて大人になったら使わない」というのは、「数学を使う職業につける選択を、君たちが選ばない」だけである、ということ。
君らには進学であれ職業であれ、選択の自由があります。
自由、ではあるけれど、それを選ぶために持っておかなければならない知識や技術、心構えがあることも事実です。
特に将来やりたいことがない人ほど、やりたいものが見つかったときのために、少なくとも中学で習う基礎としての数学はやっておこう。
これが今日のお話の中で伝えたいメッセージです。
会社に入って、言われたことだけをやっていれば給料がもらえる、そんな時代ではなくなってきています。
誰にでもできる単調な仕事であれば、それらはAI(人工知能)に取って代わられるでしょう。
実際、10〜20年後、国内労働人口の49%に当たる職業が人工知能やロボットで代替される 可能性が高いと言われています。(この記事を書いてからしばらくたつので数字は更に高まっているでしょう)
数値やデータを読み取れる力、そこから自分の意見を論理的に伝えられる力、それを多言語(特に英語)に変換できる力、桜塾で算・国・英に力を入れると言っているのはこのためです。
話がそれましたが、数学が嫌いな人、苦手を早めのうちに少しでも改善しましょう。
桜塾のメンバーは私含め、数学大好き講師メンバー多いですよ(^^)
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