こんにちは。
昨日の松村先生のブログにあったように、今日は冬期講習明けの模試です。
この冬に何ができるようになったのか、そして自分に足りないところはどこなのか、自己分析をするための機会です。
決して一喜一憂して、「よしよし、ちょっと休もうかな」と油断をしたり、「全然ダメだ」と悲観的になるためではありません。
加えて、模試のあとには冬期講習の振り返りをしてもらいます。
これも自己分析の一つであり、講習を通じて自分がどのようなことを感じたのか、受ける前と今の自分にどんな変化があったのか、それを言葉にしてもらうのです。
一見すると面倒なことのように思いますが、大人になると嫌でも分析させられます。
それは多くが何らかの評価(会社からの評価、お客さんからの評価、取引先からの評価など)であることがほとんどで、そこで分析=評価されることに慣れていない人は、そこで精神的に参ってしまったり、ひどいときには鬱状態などに陥ってしまったりすることもあります。
また、周りからの評価をされたとき、それに対して自分が納得がいかなかったり、またはその評価をもっと高いものにしたいと思ったりすることがあります。
このときに最も大切なことが、自分で自分を振り返り、分析=評価し、次なる計画や行動に反映していくという動きなのです。
学生のうちは、その自己分析を行うための練習期間である、と私は考えます。
桜塾においては、模試はもちろんのこと、普段からの授業の中で、とにかくこの自己分析をする練習が要所に盛り込まれています。
ノートの取り方、チェックの付け方、復習の仕方、初めに言われるこれらの一見面倒に思えることは、後々になって「このためだったのか!」と思ってもらえるようなことばかりです。
いち早くこれに気づけた生徒は、中学生であれ高校生であれ、勉強のスタイルが確立されていきます。
平たく言えば、先生さえも利用し、最短距離で目的に近づいていくことができるようになる、ということです。
現時点ではまだそのレベルまでいけていない子たちもいますが、精神的に成熟するにつれ、特に高校生に入ったあたりから、この手段が身についてきていると感じる子たちが増えてきています。
文部科学省が提唱する、「生きる力」というものも、この部分に繋がっていると感じます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/idea/
文部科学省 「現行学習指導要領の基本的な考え方」より
スタッフメンバーも含めて、毎日『自己分析』の日々です。
教育理念「共育」を今日も胸に、この三連休をしっかりと乗り切ろう。
やりたいことをやる、なりたい自分になるために、寝る瞬間まで、最高の努力を続けましょう。