雨が降りしきる朝、そんな9月木曜日の投稿です。

 

昨日も生徒が帰ってから、黙々と事務作業をするメンバーたち。

 

そんな中、私は夜のジュクメシ(まかない。笑)を作り始めました。

 

最近では「桜塾ってまかないが出るの?笑」という噂が上新庄界隈で流れているらしいです。

 

箕面校に専ら勤務する松村先生も、仕事を終えて帰りに食べに寄ることもしばしば…

 

昨夜のジュクメシはビーフカレーでした。(・∀・)★

 

 

最近、全国的に「こども食堂」が広まっており、食事をともにすることで、心の繋がりを強めることが必要だというように思われていますが、それは目的の一つにすぎません。

 

食事を一緒に取ることで必然的に対話が増えることは間違いないのですが、教育の現場においては、『放置しておいてはいけない問題の芽』『今は大したことないけれど気づかないと大変なことになりかねない出来事』など、メールや電話だと後回しにしがちな事案を、気軽に話ができ、食事という楽しい時間を共有することで未然に発見することができるのです。

 

子どもたちや保護者の方と一緒にそれができる「子ども食堂」という取り組みはまさに心の繋がりを深める以上の意義がたくさん隠れています。

 

その話はまたそのうち。

 

 

 

さて、今日のブログの本題に入りましょう。

 

本日のタイトルは、桜塾のホームページにも載せている「ナナメの関係」について。

 

これまでブログで何度もご紹介しています。

 

 

簡単に言うと、「上からこうしろああしろと言われる、俗に言う『教師や親 - 生徒』でもなく、対等にモノを言う『友達の関係』でもない、お兄さんお姉さんのような、ちょっと先の人生を歩む『先輩 - 後輩』のような関係」のこと、です。

 

 

 

ちなみに文部科学省のサイトにも同じような説明が掲載されています。

 

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/040/toushin/07030123/002.htm

学校は、地域の人材を活用して「ナナメの関係」をつくろう!

 

 

 

このサイトからいくつか項目を抜粋してみましょう。

 

 

・いじめの問題は学校及び教師だけで対応することには限界がある。地域ぐるみで対応し、地域社会が、子どもを育て見守る機能を補完する仕組みが必要である。

 

・子どもが心のよりどころにすることができる場所や窓口を複数設置する必要がある。

 

・子どもと比較的年齢が近い若者を子どもたちの相談相手として積極的に活用することが大切である。

 

子どもが信頼を寄せて模範とするような人材や、子どもに大切なことを伝えていくための地域の協力者を粘り強く養成・確保していくための方策が必要である。

 

 

これは主に、学校(の職員)に対して書かれたものですが、桜塾では開校当初より、このナナメの関係を子どもたちとスタッフの間で築いていけるように努めてきました。

 

 

親や先生の言うことは聞かないけれど、部活の憧れる先輩や、学校内のカッコいい(カワイイ)先輩が言うことは聞く。

 

誰しも経験があるはずです。

 

 

よって、桜塾では基本的に言葉遣いに対して割と寛容です。

 

完全な敬語でなくとも、そこに「敬意」があれば問題なしとしています。

 

たまにそれを勘違いし、一線を踏み越えてくる生徒がいますが、そういった子たちにはわれわれ「先輩」からのカミナリが落ちることになります。苦笑

 

 

学校は社会を学ぶ場所。

 

では塾はどんな場所か。

 

それは「こうなりたい」「こんな生き方面白いな」という人生のロールモデルを見つけ、そのために「やるべきことを目に見える形にし」、さらにはそこへ向かって「最大の努力をし続け」るところ、でしょうか。

 

 

ちょうど今、テスト前で生徒たちがひっきりなしにやってきて、講師メンバーたちから無限の課題が出ている中で、双方の関係性を横目で見ていてふと、そんなことを考えていました。

 

とはいえ、まだ全員にこの「ナナメの関係」が完全に当てはまっていないところもあるので、生徒たちへの浸透、そして講師たちの意識をもっともっと高く持ってもらえるよう、代表として私がナナメ先を走り続けねばならないと思うのでした。

 

 

余談ですが、いつか時間があったら一回、本気の料理教室に通おうかと思っています。もっと上達したい。

 

以上、本日のブログでした。