土曜日!!


駆け抜けよう!

今日は昼から高校受験生の対策、

そして夜は講師研修会です。

桜塾のスタッフは主に、

塾長にゆかりのあるメンバーが揃い、

コミュニケーション能力と学力には

定評のある講師陣が指導にあたっています。

その上で、

桜塾の指導法について、

理解と向上を深め、

昨年度より今年度、今年度より次年度、

毎年レベルを上げられるような仕組み作りをしています。

今日の研修会のテーマは、

ワンツーワン式授業スタイルと個別授業それぞれのポイント、

及び講師間の意識共有です。

終わった後には鍋パーティも予定しており、

非常に有意義な時間となることでしょう。

またブログで報告したいと思います。

話は変わりますが、

先日の川崎の中学1年生の痛ましい事件について、

私の所感を述べたいと思います。

少し私的感情が入りますがおつきあいください。

私が被災地石巻のお隣、女川で関わっている、

教育アドバイザーの宮崎先生という方がおられます。

現職の頃は小学校の校長をされていた県外の方で、

今も現場の先生たちにアドバイスや客観的な指導補佐をされており、

私も外部の人間として様々なサポートをするにあたり、

アドバイスを受けています。

その宮崎先生は、この川崎の被害者の少年を、

彼が引っ越す前に住んでいた島根県の隠岐の島で、

小学校の3年間ほど教えておられたそうです。

先生曰はく、

「彼は、とても明るく、スポーツも万能で、

 クラスの輪の中心にいるような子だった。


そんな彼があのような痛ましい事件に巻き込まれてしまったのは、


転校した先の環境が悪かったことも多分にあろうけれど、

友達も知り合いもいない場所で、どこか心の隙ができてしまったのかもしれない。


悪い仲間からの誘い、そそのかすような言葉に、

自分が仲間に入るために仕方なく心がふらっと傾いてしまったのかもしれない。」

という前置きをしたうえで、

「それでも、彼の悩みや心の内を、誰も気づいてあげられなかった、


もしかしたら気づけていたのかもしれないが、


事件が起こる前に何かしてあげられなかったのかと思うと、


自分自身も非常に心が痛い、そして後悔の念にかられてしまう。」

ということをおっしゃっていました。

もし、自分が同じ立場だったら・・・


そう考えたときに、私も胸が痛くなりました。

過去、塾の生徒で素行に問題がある生徒がいて、

悪い仲間に誘われて塾をサボったり、家を抜け出した生徒がいました。

そのとき、

地域中の公園など彼とその悪い仲間がいそうな場所を徹底的に探して、

殴ってでも引きずり戻そうと考えたことがありました。

おそらく、今後そのような生徒が塾に来て、

もしも今回の被害者のような風潮があった場合、

私は迷わず交友関係にまで踏み込んでいこうと思っています。

家庭と連携する地域密着の塾、

それ以上の範疇になるかもしれませんが、

教え子を守る、

正しい道を示す、

変わるきっかけを与える、


それができなくなったとき、

桜塾は桜塾でなくなります。

いじめをなくすことはできないとしても、

いじめに関わらないような環境づくりはできます。

犯人が見つかり、処罰されても、

亡くなった彼が戻ることはありません。

加害者を責める以上に、

このような事件がどうしたらなくなっていくか、

子どもたちに関わる親・先生たちは真剣に考えるべきでしょう。

どんな子どもたちも「変わりたい」気持ちを持ちさえすればこれる場所。

桜塾の存在意義をもう一度考えたいと思いました。

それでは週末も全力で駆け抜けよう!!!