ご覧ください。
数学の不可解な問題ランキング
何人かの生徒で、あめを同じ数ずつ分けます。
5個ずつ分けると12個余り、7個ずつ分けると4個足りません。
はじめにあったあめの個数xとして方程式をつくりなさい。
5位
人数分用意されないアメ…

兄は家を出発し、分速80mで1500m離れた駅に向った。
兄が出発した6分後には弟が、分速200mで同じ道を通り駅に向った。
弟が兄に追いつくのは、弟が家を出てから何分後ですか?
4位
同時に家を出発しない兄弟…

4、2kmの池の周りを、兄と弟が同じ地点から反対方向に向かって歩くことにした。
兄が分速100mの速さで出発してから、8分後に弟が分速70mの速さで歩き始めた。
2人が初めて出会うのは、弟が歩き始めてから何分後か。
3位
池を回るだけの兄弟

水槽に2つの蛇口があり、Aの蛇口は20分でいっぱいになる。
Bの蛇口だと5分でいっぱいになる。
水槽にはCの排水栓もあり、いっぱいの水を8分で空にできる。
①AB同時に開くと何分でいっぱいになるか?
②ABCを同時に開くと何分で水槽はいっぱいになるか?
2位
水槽に水を灌ぐ複数の蛇口

AB=4cm、AD=6cmの長方形ABCDと、その周上を動く点Pがある。
点Pは頂点Aを出発し、辺AB,BC,CD上を頂点B,Cを通って毎秒1cmの速さで頂点Dまで動く。
点Pが頂点を出発してからx秒後の△APCの面積をycm^2とする。
ただし、点Pが頂点A,Cに重なるときはy=0とする。
問)y=9となるのは、全部で三回ある。
三回目にy=9となるのは、二回目にy=9となってから何秒後か、求めなさい。
1位
秒速1cmで動く点P

誰もが一度は見たことがある問題ではないでしょうか。
最近ネットで見かけるネタです。
さて、これを読んで「あるある(*‘∀‘)!!」と笑うところまではよいでしょう。
しかしそのあと、
「こんな問題やる必要ない」
「生きてて使うわけないやん」

という考えに陥る人たちがいることは問題です。
毎年、ウチの生徒でないにしても、どこかでこの言葉を聞くことでしょう。
まあ、確かに実生活で点Pが動いていたら完全に怪奇現象であることは言うまでもありません。
お風呂の蛇口が2個も3個もあっても意味がわかりませんね。
しかし、全く同じ問題がないにしても、
アメの問題のように数が合わないものをふりわけたり、
同じ目的地へ別の交通手段で出発した時間を計算したり、
似たような計算を求められることは幾度となくあります。
普段からいろんな計算をしておくことで、計算そのものの力をつけること、
与えられた問題をただ解くだけなく、自分で考えて式を作り出すこと、
こういったことは人生において絶対不可欠な能力です。

まあ、ブログでは丁寧に書いていますが、
実際、生徒たちに言うのは、
「ここ(=桜塾)にいること。
 それが取り組む理由や。」

と言って一蹴します。
将来のため、とか、基礎を作るため、とか、
経験したから言える年長者的な意見は言わなくて結構です。
陳腐な言葉、美辞麗句などもいりません。
言っても伝わらないんだもの!!
このブログを読んだ生徒たち、父兄のみなさま、
せめて「何のために勉強するの?」という質問はしない、させないようにしましょう。
結局、やらないといけない事実は変わらないでしょう?
四の五の言う暇があったら手を動かして答えを導くのです。
むしろ、文句を言えるのはそれをやった人だけです。
やりもしない人にその資格はありません。
それでもつい愚痴りたくなったとき、やる理由が欲しくなったときは上記を思い出してください。
「やる理由。それは、ここにいるから。」
さあ今日もカッコいい自分、『理想の自分』目指して、寝る前には自分を褒められるようなNEVER BETTERな1日を過ごすこと。
あ、ついでに今日のランキングの問題の答えも載せます。
お時間ある人は解いてみてはいかがでしょうか。
5位:8個
4位:4分後
3位:20分
2位:①4分 ②8分後
1位:1回目3秒後、2回目11/2秒後、3回目11秒後、
   2回目と3回目の差なので11/2秒後。